企業システムの安全安心とは

| 1.2. ICTシステムが抱えるリスク

1.1. 攻めのICT利用と安全安心

1.1.1. 企業活動における攻めのICT利用

現在の企業活動にとって、ICT(Information and Communications Technology)の利用は不可欠なものとなっています。企業には数多くのコンピュータが導入され、それらがネットワークを介して互いに通信し、さまざまな業務を処理しています。PCなどの端末を利用して従業員がさまざまな業務を行うほか、Eコマースのように従業員の手を使うことなくICTシステムによって自動で処理されている業務もあります。ICTは、今や企業活動に不可欠なインフラと言っても過言ではないでしょう。

歴史を振り返ってみると、企業におけるコンピュータの利用は人手による業務作業を計算機処理に置きかえるということから始まりました。このことは、もちろん作業コストの低減も意図されていましたし、ケースによっては作業品質の安定化や作業時間の短縮といった点で企業が提供する製品やサービスの質にも向上をもたらしました。そして、時代が進んでICTが発達してくると、単なる人手による業務作業の置き換えではなく、計算機処理と情報通信を組み合わせることでしかなしえない業務が、企業におけるICT利用において重要な位置を占めるようになってきました。

人手による業務作業の置き換えから、ICTなくしては成しえないビジネスの実現へ。この流れは、今後もさらに加速していくことでしょう。今の業務から飛躍して新しいビジネスを行うための仕掛けとしてICTを利用する、これからの企業活動にはそういった攻めのICT利用が必要とされるのではないでしょうか。


1.1.2. 企業のICT利用における安全安心

攻めのICT利用を行うにあたって、企業は大きく二種類のリスクに直面することになります。一つは、経営投資・事業投資のリスク。もう一つは、ICTそのものが抱えるリスクです。

本サイトでは、「攻めのICT利用」を今の業務から飛躍して新しいビジネスを行うためにICTを利用することと定義しました。新しいビジネスを行うわけですから、そこには大きな経営投資あるいは事業投資のリスクが伴います。ここが、既に存在する人手による作業を置き換えるタイプのICT利用とは異なる部分です。もちろん、置き換え型のICT利用でも費用対効果としてペイするかどうかという経営投資のリスクは存在しますが、攻めのICT利用ではそれがより高くなると言えます。

そして、経営投資・事業投資のリスクとは別に、ICTシステムの利用そのものが抱えるリスクもあります。投資判断としては正しかったにもかかわらず、システムの開発に失敗してしまうということは残念ながら時おり耳にすることです。これらのICTシステム自体のリスクについては、ICTの専門家であるシステム開発企業が責任を持ってコントロールしなければならないものです。そして、システム開発企業が適切な技術とノウハウをもって開発に臨めば、それは本来コントロールできるはずなのです。もちろん、企業のICT利用の判断には経営投資や事業投資としての難しさが付きまといますが、少なくともICTシステムそのものの安心と安全は十分に実現可能なのです。本サイトでは、ICTそのものが抱えるリスクに関して、それらをコントロールして安心と安全を実現する技術とノウハウについて紹介します。

ICTの利用においては2つのリスクが存在する。「経営投資・事業投資のリスク」と「ICTシステム利用そのもののリスク」。後者は、適切な技術とノウハウによってコントロール可能。

図1-1 ICT利用のリスク

無料小冊子のお申込みはこちら

株式会社システム計画研究所のオフィシャルサイトはこちら

当サイトへのご質問及び安全・安心・信頼のシステム開発に関するご相談はこちら

通信・ネットワークシステムの開発マネージメント情報サイト「通信・ネットワークシステム開発.COM」はこちら

サーバ監視・ネットワーク監視ツール isNetSentry-S のサイトはこちら